〜曳山まにあ・おじゃがの独り言〜 その21
『曳山のはなし』を斬る! @曳山のはなしとは!?

唐津くんちの本ば読みよったら大概同じ話の載っとります。
そりゃ同じくんちン話ば書いてあるっちゃけんが内容のダブるとは当然ばってんが
大概文面まで全く一緒になっとるとは何故やろうか?
そいは古館正右衛門さんの『曳山のはなし』から転載しとるけんです。
そげん大昔の話でも無か唐津くんちにゃ意外と資料の無かとです。
そん少なか資料の中でもヤマキチさん達のバイブル的存在が『曳山のはなし』です。
曳山の歴史の中でも欠かせぬ存在になっとる古館翁、そん人は唐津くんちの為に
各町内の爺さんから話ば聞いて来てはノートに書き止めてから記録として残しとらしたとです。
昭和54年に亡くならすまで研究ばして、そん後にゃ郷土歴史家の富岡行昌さんの
資料ば編纂して昭和60年に本ば出しとらすとです。
それから曳山の歴史の研究は動きの無かとです。そいけんがそれ以降に出た唐津くんちン本は
金太郎飴んごとどいも同じ内容になっとるとです。
研究の終ってから25年、時代も動いて今じゃ手軽にネットで何でん調べらるるごてなりました。
自称『唐津くんちまにあ』のオイも本ば読んだら『こりゃどげんやろか!?』ち思うところの
色々出て来たりしとります。
そこで『曳山のはなし』に僭越ながらオイの考えや調べた事等ば述べようかと思とります。


『曳山のはなし』は勿論私にとってもバイブルです。
我が心の師匠、古館正右衛門翁に負けぬくらいもう一歩踏み込んだ唐津くんちの考察を
書き込み、(勝手ながら)天国の古館翁に捧げたいと思います。



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