〜曳山まにあ・おじゃがの独り言〜 その1
各町内の囃子の違い


今でこそ曳き子はガバい多かばってんが前は人数の少なかった。
そン為に、町内のモンだけじゃ囃子方の数ン揃わんで唐津近辺の人ば応援で来て貰いよった。
もちろんただの人ば応援に呼んだっちゃ意味ンなかけんが、
浮立とか囃子ば出来るモンに頼みよった。
で、各町内、○○町は浜崎から、○○町は見借からみたいに応援メンバーは決っとった。
そいやっけん各町内で囃子の違いのはっきりしとったっちゅう話ばい。

その後(昭和50年位?)曳き子の増えて囃子方まで人ば廻す余裕の出来て、
各町内今のミチヤマ囃子ば奏でるごてなったらしか。
昔の人の囃子ば聞いて曳山の種類の判るて言いよるとはそげんコツやっけんばい。
今はほとんど差のなかけんが聞き分けは難しか。ばってん一部は違いの判るばい。

まず大きか曳山はテンポの遅うして大太鼓ばようたたく。小さか曳山はテンポの速うして
〆太鼓ば多して軽快にしとる。
また、中町・新町・江川町は太鼓ば軽快な節回しでようけたたきよる。
刀ン町は笛の最後のトコに違いのあるし、新町はここ数年昔囃子に戻しとるごたる。
更に新町は笛の他所の町内よりか径の小さかけんが音色のちょっと高か。

とまぁこげなトコばってんが太鼓たたくとは個人差のあるけんが実際に曳山囃子だけで
ドコの曳山か聞き分けるとはかなり難しかです。

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